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家づくりBLOG
家の中にいても手足の指先が冷たくなる末端冷え性で、ひどい場合は頭痛をおこしたり、夏 蒸し暑く、夏バテ気味が続いてしまう。
空気清浄機をつけていても、花粉やPM2.5で涙がとまらず。
このような経験ありませんか?
隙間が多いことを、住宅の建築では「気密性能が低い」と言います。
気密性能が低いと冬場は外からの冷たい空気が、特に床近くの隙間から入ってきて底冷えの原因となります。
また夏場はジメジメした熱い空気が隙間から入ってきます。
花粉やPM2.5など目に見えないくらい小さな粒子なども隙間を通って 不快な状態の空気が入って来るわけです。
高気密と高断熱は両方しっかりしていることで効果を発揮します。
断熱性能の高い壁・サッシにするのであれば、せっかく快適にした空気は逃さないようにしたいものです。
高気密高断熱住宅は、結露を起こしカビが至る所に生えてしまうという見解もあり、だから気密性は中くらいでいいという考えの方もいますが、家全体の温度差を無くし、計画的に家全体の換気が出来るようにし、湿気がどこかで溜まってしまわないように素材選びをすることで解決します。
隙間が多く空気が至る所から抜けている状態では、換気設備をつけても十分に空気を吸って吐いてが出来ず、全体の空気を循環させてあげることが出来ないため、空気が溜まってしまう場所で結露となってしまうことからも、高気密にしてあげる必要があります。
真冬に数時間に1度、窓を開けて換気を行うご家庭もまだまだあると思いますが、外の冷たい空気をそのまま入れると、暫くは家の中で凍えることになりますよね…。
近年では熱交換式の換気設備というものが出てきていて、外の空気を適温にして中に入れるようなものもあります。
高気密高断熱住宅には、熱交換式の換気設備にすることで、より快適になります。
また近年問題になっている超微細な粒子のPM2.5や花粉などもシャットアウトするフィルターもつけられるものもありますので、綺麗で快適な空気にしたものを、換気設備から計画的に取り入れるようにするためにも、高気密にしてあげたいものです。
そして、気密測定をしなければ高気密かどうかは、わかりません。実際に測定しないと隙間の量は測ることが出来ず数値は出ません。
この隙間の量はC値という値で示され、この数値が低いほど隙間の少ない気密住宅といわれています。
気密測定は、送風機、流量測定機、内外の圧力測定、内外の温度計で構成される気密測定器を用います。
気密測定は送風機で、屋内の空気を屋外に追い出していき、その際の風量、また屋内と屋外の気圧差から気密を測定していきます。
実際に測定しないと気密性の数値は出ません。
複雑な形の間取りでは気密性を確保することが困難になってきますので、高気密住宅の設計を常に対応している設計士が、しっかりと考慮して設計する必要があります。
そして、気密の処理の行い方を熟知している職人さんが丁寧に施工していくことで高気密住宅が実現します。
高い気密性能が、断熱材の効果を高めてくれて心地良く過ごせる住宅となります。
そのためにも、全棟気密測定を行っています。
気密性能は地域や市町村単位によって要求度合いが異なり、北海道や青森県、岩手県、秋田県など寒冷地ではC値が2.0㎠/㎡以下で気密住宅とされており、それ以外の地域はC値が5.0㎠/㎡以下の住宅を気密住宅とされています。
家の一部にハガキ3枚分の穴があったとしたら、どうでしょう…。
これでも気密住宅と言われています。
一般的な住宅だとC値が10や20くらいとも言われており、ハガキ6枚・・12枚分の穴が空いた状態と同じです。
高い気密性を出すためには、材料・工法・設計・施工と全てにおいて配慮が必要です。
私たちは建築中・完成時の2回 全棟気密測定を気密測定技能者により行っており、建築中の中間での気密測定時にC値 0.3㎠/㎡を社内基準として、クリアーしてから次の工程を進めています。
2024.12.02
2024.11.21
2024.11.11
竹内工業株式会社は、高性能・高耐久なウェルネストホームの躯体を作り上げていく職人集団「ウェルネストエンジニアリング」の一員です。本部の研修を受講し、一定以上の技術水準があると認められ、さらにその技術を活かして高品質な施工を行い、継続的な本部のチェックに合格し続ける者だけがウェルネストエンジニアリングのブランドを掲げることが認められています。竹内工業株式会社は、ウェルネストホームの運営にも携わっており、弊社の商品の1つである『つなぐ家』の設計はウェルネストホームの社内試験に合格している設計士が設計しています。またウェルネストホームの設計も行なっております。